この上級編について
中級編で各定理の 証明スケッチを見ました。上級編はその先 ── 研究レベルでの形式化 と 隣接する研究領域への接続 に踏み込みます。
各章は対応する 大学院数学・数理科学領域の入口として機能します:
- 確率動学(伊藤積分・確率微分方程式・確率制御)
- 情報幾何(Fisher 計量・Bregman 幾何)
- ネットワーク理論(spectral graph・mean-field)
- 圏論(関手・自然変換・トポス)
- 量子認知(Hilbert 空間モデル)
上級編の前提:
- 中級編 9 章を読了
- 大学初年〜2年次の数学(微分積分・線形代数・基礎集合論)に加え、確率論・微分幾何の入門レベルが望ましい
- ただし、各章は 何が必要で何が省略されたかを明示するので、未知の領域でも俯瞰できる
この編の正直な立場:
- 多くの内容は T 理論で正式に展開された結果ではない
- 「T 理論をこの研究領域に拡張するとどうなるか」を 試論 として展開
- 一部は 未解決問題として開いたまま提示
- 学術論文ではなく 研究計画的な俯瞰として読む
研究者・学術志向の学習者向けに、「次にどの文献に進むか」の地図を作る目的の章です。
全体地図(上級編)
U0
Lesson 0 確率動学
— 伊藤積分と確率制御
U1
Lesson 1 情報幾何
— Fisher 計量と Bregman 幾何
U2
Lesson 2 ネットワーク深掘り
— Spectral theory と mean-field
U3